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教室につきまして 2022/04/08

執筆者の写真: 加藤掌心加藤掌心

更新日:2024年6月5日

今日は、お釈迦様がお生まれになられた日でした。

ちょうど10年前、

この日に合わせて「晨慶庵(しんきょうあん)」書道教室を開設致しました。

本当にたくさんの方々に支えて頂きました。

心より、感謝致しております。

振り返ると、書ききれないほどの事柄を思い出し、

あまりにも文章が長くなってしまいますので、機会があれば別稿ご参照頂きたく存じます。

昨年の個展の終了より、しばらくの間、

自身について深く考える、大変多くの時間を頂きました。

結論として、

晨慶庵書道教室はこの10年目を持ちまして、新規募集を見送り、

一度閉庵致すことに考えが至りました。

50の齢を考えたとき、

更に50年生きられるかどうか。

そう考えたとき、このあと与えられている私の時間はどれくらいだろうか。

なにせ、かかりが悪い上に燃費も悪く、環境に優しくもない、

時代遅れの私を車に例えると、いよいよ真っ直ぐに、 自分の決めた制限速度でしか走れなくなってきたように感じる場面が増えてきました。

この一年、幸運にも、 国内外より制作依頼を頂く機会に多く恵まれ、 活動目的はかつてよりも明確になり、今夏には創作の拠点を変えることになります。

このような時代だからこそ、今、この道の灯火が尽きるまで、進みたくなりました。

この10年で賜った、皆々様のご厚情によりいよいよ邁進することができます。

本当に、有難う御座います。

教えることで、自分の学びと反省が深まる。

身をもって感じ、皆様からたくさんのことを教わった、貴重な、貴重な10年でした。

至らぬコーチに、笑顔と真心と、

心への潤いをふんだんに与えて頂きました。

ありがとうございます。

よりいっそう、

作品に心を載せて、描いてゆきます。

今後とも、ご指導のほどを何卒宜しくお願い申し上げます。

晨(あした)、慶(よろこび)ある庵(場所)がそれぞれに約束されますよう、

この世の平和を、一心に祷りつつ。

萬謝 加藤掌心 拝 2022年4月8日

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