ところで、私は大変な大メシ食らいです。
先程も、明日の朝も食べようと企んで作ったカレー四人前を、
すべて平らげてしまいました。
炊飯器にはもう、ご飯もありません。
友人には、加藤さんの燃費の悪さはアメ車並だよね。
と、よく笑われます。
お腹いっぱいになった二時間後には、
もうお弁当一つ食べられるくらいのゆとりが、
私のお腹にはできてしまっているからです。
さらに悪いことに、私は肥らない体質なので、
ご飯おごるよ。と、誘ってはくれません。
実にならないし、かなりかかるとわかっているからなのでしょう。
子供の頃から、ケツに火がついてもジッしていることから、
まあ、エンジンのかからない子だね〜!
と夏休み、冬休みの終わりには毎回母に叱責されたものです。
まあ、ポンコツということです。
ポンコツは、自動車から出た言葉で、「ぽん、こつん。」と、
その昔自動車を壊していたからだと言われている、
出来てまだ日の浅い新しい言葉です。
ただ、この自動車屋さんでも壊せないのが、私のエンジンなのです。
全くかからないのではなく、
かけるタイミングを伺うのが身についてしまっていて、
周りをハラハラさせてしまうのだと恐縮はしていますが、
あまり、なおそうともしてきていません。
なぜなら、それが自分にとって一番よい作品を作るためのタイミングだし、
少しずつ小出しに制作してゆくのは私の性に合っておらず、
気を失うまで夢中で蓄積されてきたなにかを吐き出した方が、
最終的に腑に落ちるし、なにより、気持ちがいいからです。
何というのか、降りてくるのを待っている。
というとかっこいいのかもしれませんが、
普通の人間です。
今回の個展は、自分のわりには随分早い仕上がりだな。と感じています。
しかし、展示直前にまた一からなんてこともあるやもしれません。
でも、これからはそうもいかんなぁとも思っています。
ただ、母にも言いましたが、
ただただジッと待っているわけではないのです。
今日はみなさんに言い訳しておきます。
エンジン
更新日:6月5日
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